消費者実態調査「F1層の消費意欲」

ターゲットを決める際、従来は年代別にセグメントすることが多かったですが、近頃では、消費者の生活の多様化に伴い、ライフスタイルに合わせたターゲティングをすることが多くなっています。

その一つがF1層やF2層といった、昔は広告・放送業界のマーケティング用語で、2005年ごろから広く使われるようになったセグメントの仕方になります。

特にF1層は消費意欲が旺盛で、新しいトレンドにも敏感なことから、多くの企業が対象として関心を持ってきました。例えば、海外旅行やブランド品を好み、自己投資を惜しまず、キャリアアップや子どもの教育にも熱心で、ネットに関心が強く、口コミサイト、ファッションサイト、通販サイトを好むというような特徴がF1層と言われてきています。

しかし、このF1層、本当に上記のような多くの企業が関心を持つような購買行動をしているのでしょうか。

 

そこで、F1層の消費意欲についてアンケート調査を実施いたしました。

比較対象として、F2層、M1層、M2層も一緒に調査しています。

(F1層:女性20〜34歳、F2層:女性35〜49歳、M1層:男性20〜34歳、M2層:男性35〜49歳 計400名に対してアンケート実施)

 

図1.属性別の年間平均購入金額(単位:円/年)
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図1は、ファッションと化粧品に対する年間平均購入金額を比較したグラフになります。

ファッションについては微差ですが、化粧品については、F1層が最も年間に使用する金額が高いことがわかります。

また、男性の場合、年齢の高いM2層の方がファッション、化粧品ともに年間に使う金額は多いですが、女性の場合は年齢だけで見ればF2層よりも低いF1層の方が年間に使う金額は多くなっています。

 

図2.属性別の年間平均購入回数(単位:回/年)
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図2は、ファッションと化粧品に対する年間平均購入回数を比較したグラフになります。

こちらも先ほどの図1と同様、F1層が最も頻度多く買い物をしていることがわかります。

 

以上の結果より、統計的に、F1層が最も消費意欲が高いことがわかりました。

 

打ち手に落とし込むときに重要なのは、このF1層の中にも様々なライフスタイルの方がいるということです。

総じてお金は使う層ではありますが、キャリアウーマンと主婦ではライフスタイルが全く異なります。

 

自社で活用する際には、更にターゲットを落とし込んだ上で、調査分析し、マーケティングに活用することが重要です。

 

2014年10月調査